骨折は、多くは強い外力で起こりますが、ごく軽微な外力や、繰り返すストレスで起こすこともあります。骨折はその周囲に強い痛み、腫れ、内出血、変形を伴うことが多く、通常はその部位の機能障害を伴います。たとえば、足の骨であれば、その足には体重がかけられなくなるため、引きずったりあげたままになったりします。 |
<足関節の内果外果の骨折> | |
骨折をおこして、骨の腫瘍(できもの)が見つかることもあります。軽い痛みと思ってもレントゲン撮影は必須です。 |
前腕の橈骨にできた骨腫瘍が骨折をおこしています。 |
治療方法 |
骨折の治療には、骨の連続性を再び取り戻すため骨折した面をつなぎ合わせますが、方法はその部位や折れ方によって様々です。 できるだけ早期に、できるだけ元の形に整復し、できるだけしっかりと固定することが大切です。固定は主にギプスによる外固定ですが、手術による内固定が必要なこともあります。 難治性骨折に対しては低出力超音波パルスの超音波骨折治療器(セーフス)を使用します。機械的刺激としての音圧が血流増加・骨構造の修復促進を通して骨癒合を促進し骨折の治癒期間を短縮します。 |